邪電王国ネジレジア指揮官
<<Dr.ヒネラー>>
登場作品:「電磁戦隊メガレンジャー」全話
元は久保田博士の同僚の科学者鮫島であったが自ら発見した異次元空間を立証するためにネジレ次元にその身を投じ、邪電王国ネジレジアに身をささげた男。
シボレナ、ユガンテを従え次々とネジレ獣を創りだし地球制服を目論む。
当初はネジレジアの支配者ジャビウス1世に忠誠を尽くしていたかのように見えたが
密かにネジレジア乗っ取りを策略していた。
久保田博士のメガレンジャーに対抗してネジレンジャーを開発、しかしそのネジレンジャーの活動エネルギーはジャビウス皇帝の生命エネルギーであり
ネジレンジャーが倒されるとともにジャビウス1世の命は尽き事実上ネジレジアの支配者となった。
彼の目的は自らの研究の完成である。かつての人間鮫島は 不完全な人間をより完全なるモノに進化させることが人類の未来のためと信じていたが、自分の娘をサンプルにした実験に失敗してしまう。その事をきっかけに、代わって肉体を保護強化する久保田博士のメガスーツの開発が注目を浴び鮫島は「殺人科学者」として科学会から追放され、そのために人類に希望を失い 久保田博士、人類へ復讐の念を燃やす事になったのだった。
ネジレジアを手にしたヒネラーはヒネラーシティを拠点とし、全人類をデータ化し自らを頂点に人類を完全管理下に置こうとした。一度はメガレンジャーのデータ化に成功したものの、怨念となって蘇ったネジレンジャーに邪魔をされ、ヒネラーシティも失ってしまった。
ユガンテ、シボレナも倒され一人になったヒネラーはネジレ基地デスネジロを究極生命体グランネジロスに改造し単身最後の戦いに向かう。
ネジレ空間に蝕まれ、崩れ行く肉体で久保田へ人類への怨み節を唱え
メガボイジャーを道連れに壮絶な爆死を遂げた。
進む道さえ誤らなければ、人類の発展に素晴らしい偉業を残す事が出来たはずの悲劇の天才科学者
実はオンエア時はメガレンを観てなかったんですがデュケーヌさんからのリクエストを頂き、またクウガの笹山望見を演じたタナエリこと田中恵理ちゃん(メガイエロー)見たさにビデオをレンタルし半年以上かかってようやく登場。 途中までは敵幹部お決まりの「おのれ○○○!次こそは必ず!」でしたが
途中参加の凶悪幹部ギレールがユガンテを捨て駒に利用してメガレンジャーを倒そうとした事をきっかけに「ネジレジア乗っ取り計画」が発動、己を認めない者は全て敵!といったマッドサイエンティストぶりが発揮されます。
森下哲夫氏の表情が実に素晴らしく、やはり素顔のキャラには素直に感情移入が出来るものでした。
当初はその風貌やピアノのようにキーボードを叩く様子からフラッシュマンの大博士リー・ケフレンとキャラ被ってるな~なんて思いましたが、最終的にはリー・ケフレン同様素晴らしいキャラでありました。
しかし愛娘をコピーして創り出したシボレナやユガンテには親にも似た愛情を持っているようであり、またビビデビのデザインセンスを見る限り結構お茶目な一面もあったのかもしれません。
しかし彼以降戦隊作品において「顔出しの男性幹部」が登場していないのはナンとも残念な限りでありますね。